「ゲームを始めたいけど、高価なゲーミングPCはちょっと手が届かない…」
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、そんな方向けに10万円以下で買えるゲーミングPCを厳選してご紹介します。
初心者の方でも選びやすいように、スペックや選び方のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
10万円以下でゲーミングPCは買える?
結論から伝えると、10万円以下でゲーミングPCを買うことはできますが、遊べるゲームは制限されます。
そもそも、10万円で買えるPCはどんな性能なのかイメージできない方もいると思いますので、10万円以下で組み立てられるPCの構成を以下表にまとめました。
価格については、CPUとGPUはPCパーツ専門店のツクモ、それ以外のPCパーツはAmazonの価格を参考にしています。
10万円以下で組めるPCの構成 | |
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CPU | Ryzen 5 5600X |
GPU | RTX 3050(MSI) |
マザーボード | ASUS PRIME A520M-K |
メモリ | DDR-16GB(Team) |
ハードディスク(SSD) | M.2 SSD-500GB(Crucial) |
電源ユニット | 玄人志向 KRPW-BK550W |
PCケース | Thermaltake Versa H17 |
OS | Windows 11 Home |
価格 | 約96,000円 |
自作でPCを動かす最低限の構成を想定しているため、メーカーでBTOパソコンを購入する場合はパーツや性能に差異が生じる可能性があります。
基本的には、上記構成よりも高性能なPCを同価格で買うのは難しいと考えていいでしょう。
そして、この構成で遊べるゲームとフレームレートの目安は以下の通りとなります。
10万円以下で遊べるゲームのフレームレート (フルHD) | |
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Apex Legends | 130fps |
VALORANT | 200fps |
原神 | 60fps |
タルコフ | 70fps |
モンハンワールド | 40fps |
要求スペックが比較的軽い原神やVALORANTは快適に遊ぶことができますが、タルコフやモンハンワールドのような重いゲームになってくると、満足行くようなフレームレートを出すことが難しいです。
画質を設定することで多少フレームレートを上げることは可能ですが、グラフィックが楽しめなくなるというデメリットもあります。
10万円以下でゲーミングPCを買いたい方は、以上の点を踏まえたうえで選ぶようにしましょう。
10万円以下(前後)で買えるおすすめのゲーミングPC
NEXTGEAR JG-A5G5A
サイズ | 42.4×22.0x41.0cm |
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CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | RTX 3050 |
メモリ | DDR4:16GB |
ストレージ | SSD:1TB |
メーカー保証 | 3年間 |
NEXTGEAR JG-A5G5Aは、11万円台で購入できて、Ryzen 5 4500とRTX 3050を搭載した非常にコスパのいいパソコンです。
RTX 3050を搭載しているため、VALORANTやフォートナイトなどのFPSゲームは144fps以上で遊べるほか、原神やマイクラを最高画質で60fpsで遊ぶこともできます。
デフォルトで3年間のメーカー保証があるため、長くゲーミングPCを使いたい方にもおすすめです。
マウスコンピューターは、CPUやGPUを含めて幅広くカスタマイズでき、ほかにもコスパ重視のゲーミングPCも販売しています。
AeroStream RM5A-A222/B
サイズ | 35.8×18.0x40.6cm |
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CPU | Ryzen 5 5600G |
GPU | – |
メモリ | DDR4:8GB |
ストレージ | SSD:500GB |
メーカー保証 | 1年間(オプションで+2年) |
AeroStream RM5A-A222/Bは、GPU非搭載ですが、軽いゲームなら十分遊べる内蔵GPUのRyzen 5 5600Gを搭載した7万円前後で買えるゲーミングPCです。
VALORANTのような軽いゲームならフルHDで100fpsほど、原神やマイクラでも40fps前後は出せるため、あまりPCに予算をかけたくない初心者にはおすすめです。
もう少しGPU性能を上げたい方は、カスタマイズでGPUを搭載することもできるため、自分のやりたいゲームに合った構成にすることも可能。
ツクモはカスタマイズ性が高く、自分にあったゲーミングPCを買うならツクモがおすすめです。
FK-124FB46
サイズ | 46.5×20.0x45.5cm |
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CPU | Core i5-12400F |
GPU | RTX 4060 |
メモリ | DDR4:16GB |
ストレージ | SSD:1TB |
メーカー保証 | 1年間(オプションで+2年) |
STORM FK-124FB46は、Core i5-12400FとRTX 4060を搭載しながら、13万円台で購入ができるゲーミングPCです。
10万円以下で購入は難しいものの、RTX 4060を搭載することでタルコフやモンハンワールドを含めたほとんどのゲームを最高画質+60fpsで快適に遊ぶことができます。
性能だけでなくおしゃれなPCでゲームを遊ぶこともできるため、デスク周りのデザインにこだわりたい方はSTORMのゲーミングPCがおすすめです。
GALLERIA RM5R-R35
サイズ | 44.0×22.0x42.5cm |
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CPU | Ryzen 5 4500 |
GPU | RTX 4060 |
メモリ | DDR4:16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
メーカー保証 | 1年間 |
GALLERIA RM5R-R46は、Ryzen 5 4500とRTX 4060を組み合わせたゲーミングPCで、13万円台で購入ができます。
RTX 4060搭載で、ほとんどのゲームを最高画質で快適に遊ぶことができるため、AAA級のゲームも遊びたい方にはおすすめです。
大風量な大型ファンを搭載しており、PC内部の熱を効率的に排出して、長時間ゲームをプレイしても、PCが過熱しにくいため安定したパフォーマンスを維持できます。
ゲーミングPCの選び方
GPUはプレイしたいゲームによって選ぶ
GPU(グラフィックボード)は、ゲーミングPCではいちばん重要なパーツです。
ほかのPCパーツを高性能にしても、GPUが高性能でないとゲームによっては快適に遊ぶことができない可能性があります。
とくにFPSなどのアクションゲームはフレームレートが高いほどパフォーマンスが上がるため、高性能なGPUが必要になります。
ゲーミングPC選びでは、GPUはプレイしたいゲームに合わせてしっかりと選ぶようにしましょう。
ゲーム別推奨GPU ※最高画質 (FPSゲームは高設定) | フルHD | WQHD | 4K |
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VALORANT(144fps) | GTX 1650 | RTX 3050 | RTX 4060 |
フォートナイト(144fps) | RTX 3050 | RTX 4060 | RTX 4080 SUPER |
Apex Legends(144fps) | RTX 4060 | RTX 4070 | RTX 4080 SUPER |
Overwatch 2(144fps) | RTX 4060 | RTX 4070 | RTX 4080 SUPER |
マイクラ(60fps) ※バニラ | GTX 1650 | RTX 3050 | RTX 4060 |
マイクラ(60fps) ※影MOD | RTX 3050 | RTX 4060 | RTX 4070 SUPER |
LoL(144fps) | RTX 3050 | RTX 4060 | RTX 4070 SUPER |
タルコフ(120fps) | RTX 4060 | RTX 4070Ti SUPER | RTX 4080 SUPER |
FF14(60fps) ※黄金のレガシー | RTX 3050 | RTX 4060Ti | RTX 4070 SUPER |
エルデンリング(60fps) | RTX 4060 | RTX 4060Ti | RTX 4070 SUPER |
原神(60fps) | RTX 3050 | RTX 4060 | RTX 4070 |
崩壊:スターレイル(60fps) | RTX 3050 | RTX 4060 | RTX 4070 |
ゼンゼロ(60fps) | RTX 3050 | RTX 4060 | RTX 4070 |
ARK(60fps) | RTX 4070 | RTX 4070Ti SUPER | RTX 4080 SUPER |
GTA5(60fps) | RTX 3050 | RTX 4060 | RTX 4070 SUPER |
アーマード・コア6(60fps) | RTX 3050 | RTX 4060 | RTX 4070 SUPER |
モンハンW(60fps) | RTX 4060 | RTX 4070 | RTX 4080 SUPER |
スト6(60fps) | RTX 3050 | RTX 4060 | RTX 4070 |
サイパン(60fps) | RTX 4070 | RTX 4070Ti | RTX 4090 |
CPUはGPUとのバランスが大事
ゲームを快適に遊ぶなら、GPUだけでなくCPUの性能は高いものを選ぶようにしましょう。
GPUだけが高くてもCPUが低い場合は、ボトルネックが発生してGPUの性能をフルに活かせない可能性があります。
せっかく高性能なGPUを買っても、CPU性能が低くて本来の性能を発揮できないのはもったいないですよね。
コスパにも関わる部分となりますので、CPUとのバランスを意識したGPUを選ぶようにしましょう。
GPU別の推奨CPU | CPU |
---|---|
RTX 3050 | Intel CPU:Core i3-12100 AMD CPU:Ryzen 5 4500 |
RTX 4060 | Intel CPU:Core i5-14400 AMD CPU:Ryzen 5 7600 |
RTX 4060Ti | Intel CPU:Core i5-14400 AMD CPU:Ryzen 5 7600 |
RTX 4070 | Intel CPU:Core i5-14600K AMD CPU:Ryzen 7 7700 |
RTX 4070 SUPER | Intel CPU:Core i5-14600K AMD CPU:Ryzen 7 7700 |
RTX 4070Ti | Intel CPU:Core i7-14700 AMD CPU:Ryzen 7 7800X3D |
RTX 4070Ti SUPER | Intel CPU:Core i7-14700 AMD CPU:Ryzen 7 7800X3D |
RTX 4080 | Intel CPU:Core i7-14700K AMD CPU:Ryzen 9 7900X3D |
RTX 4080 SUPER | Intel CPU:Core i7-14700K AMD CPU:Ryzen 9 7900X3D |
RTX 4090 | Intel CPU:Core i9-14900K AMD CPU:Ryzen 9 7950X3D |
HDD・SSDは容量が多いものを選ぶ
GPUを使うゲームや動画編集では容量がかなり必要なため、HDDやSSDの容量は多いものを選ぶようにしましょう。
アップデートやゲームを進めることで容量が増えることを考えると、最低でも500GB〜1TBの容量がおすすめです。
また、HDDはゲームのロードが長く、人によっては快適にゲームを遊べない可能性もあるので、なるべくSSDを選ぶことをおすすめします。
ハードディスクの種類 | 特徴 |
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HDD | 比較的安価に大容量のストレージを確保できる SSDに比べて価格が安い SSDに比べて転送速度が遅い 振動や衝撃に弱い ディスクの動作音が大きい |
SSD(2.5インチ) | 汎用性が高くほとんどのPCに搭載可能 M.2 SSDに比べて価格が安い M.2 SSDに比べて転送速度が遅い M.2 SSDと比べてPCケースを圧迫する |
SSD(M.2) | ほかのディスクと比べて高速な転送速度を実現 サイズが小さくPCケースを圧迫しない ほかのディスクよりも高額 M.2に対応しているマザボが必要 |
BTOメーカーならメーカー保証を確認
BTOメーカーでPCを買うなら、メーカーの保証は確認するようにしましょう。
ゲーミングPCは様々なパーツで構成されているため、使用状況によっては不具合が発生する可能性があります。
そんなときにメーカー保証があれば、被害を最小限に抑えられたり、メーカーからのサポートを受けられるので安心できますね。
メーカー保証の期間はもちろん、保証内容についてもしっかり確認するようにしましょう。
まとめ
10万円以下でゲーミングPCを買うなら、スペックはシビアに調べる必要があります。
本記事で紹介しゲーミングPCを参考に、ゲームを快適に楽しんでください。