ゲームの世界をさらに鮮やかに、そして滑らかに。
高画質な映像と高速な処理能力は、ゲーマーにとって夢のような体験です。しかし、高性能なグラフィックボードは高価なものが多いのが現状です。
この記事では、性能と価格のバランスがとれた、コスパ最強のグラフィックボード(以下GPU)を厳選してご紹介します。
おすすめのGPU
GeForce RTX 4060:コスパと性能面の両方を兼ね備えたグラボ

RTX 4060は、コスパと性能を両立した魅力的なGPUです。
VALORANTやApex LegendsといったFPSゲームを、フルHDで144fps以上で遊ぶことができるほか、エルデンリングやモンハンワールドのような重いゲームもサクサク動かすことができます。
さらに動画編集や3Dモデリング、AIの画像生成など幅広く使える点も魅力。
PC初心者におすすめのGPUです。
RTX 4060搭載のおすすめゲーミングPC

GeForce RTX 3050

RTX 3050は、エントリーモデルながら、最新のゲームを快適に楽しみたい方におすすめのGPUです。
AAAタイトルを最高設定でプレイするには性能不足ですが、原神をフルHD60fpsで遊んだり、VALORANTやApex Legends低設定で144fps以上で遊ぶことは可能です。
DLSSにも対応しているため、AIの画像生成を軽く体験することも可能。
お手軽にゲームを楽しみたいなら、RTX 3050を購入すれば間違いありません。
RTX 3050搭載のおすすめゲーミングPC
GeForce RTX 4070 SUPER

RTX 4070 SUPERは、WQHDでゲームを楽しみたい方におすすめのGPUです。
VALORANTやApex LegendsなどのFPSゲームもWQHD画質で144fps以上でのプレイが可能。
その他タルコフやモンハンワールドのようなAAA級のゲームもWQHDで100fps以上で遊ぶことができます。
また、動画編集やAI画像生成としても高いパフォーマンスを出すことができるため、本格的にクリエイターとして活動したい方にもおすすめのGPUです。
RTX 4070 SUPER搭載のおすすめゲーミングPC

GeForce RTX 4080 SUPER

ゲームだけでなく、配信や動画編集も高クオリティにしたいならRTX 4080 SUPERがおすすめです。
VALORANTやApex LegendsクラスのFPSゲームであれば、フルHDで240fps以上で遊ぶことができます。
タルコフやモンハンワールドのようなAAA級のゲームでも、4Kで60fps以上を出すことができるため、4Kの高画質でゲームを快適に楽しみたい方にはおすすめのGPUです。
ほかにも高品質なAI画像を高速で出力することができるため、AI関連のクリエイティブ用としても快適に使うことができます。
RTX 4080 SUPER搭載のおすすめゲーミングPC

GeForce RTX 4090

ゲームを最高の環境で楽しむなら、RTX 4090一択です。
値段も高く買いづらいのがデメリットですが、ゲームを最大限に楽しむ、配信者として最高の環境にしたいという方にはおすすめのGPUです。
一般的なFPSゲームはもちろん、タルコフのような要求されるスペックが高いゲームでも、4K画質で100fps以上でゲームを遊ぶことができます。
その他動画編集やAI画像生成用としても快適に使うことができるため、ゲーム用だけでなくビジネス用としても使いやすいのが魅力。
現在販売されているグラボの中では、最高性能です。
RTX 4090搭載のおすすめゲーミングPC

Radeon RX 6500XT

RX6500XTは、お手軽にゲームを楽しみたい方におすすめのGPUです。
2万円ほどで購入できるため、自作で低コストでPCを組み立てることができます。
Radeonのエントリーモデルながらも、原神くらすであればフルHD60fpsで遊ぶことが可能。
FPSゲームを遊ばず、Steamのゆるいゲームやソシャゲを遊ぶ用のGPUとしてはおすすめです。
Radeon RX 7700XT

費用を抑えつつもAAA級のゲームをフルHD60fps以上でプレイしたい方におすすめなのが、RX 7700XTです。
性能はRTX 4070には一歩劣るものの、7万円台で購入ができるため、コスパよくゲームを楽しむことができます。
またVRAMは12GB搭載のため、動画編集用としても十分使えるレベルで、ゲームをしない方でも動画編集や画像編集などのクリエイター向けとしても使いやすいのが魅力。
コスパよくゲームや動画編集をしたい方にはおすすめのGPUです。
RX 7700XT搭載のおすすめゲーミングPC
Radeon RX 7900XTX

RX 7900XTXはGPUの中でもマイナーではありますが、RTX 4080 SUPERよりもゲーム性能が高く、さらに2万円ほど安いという優秀なGPUです。
VALORANTやApex LegendsクラスのFPSゲームであれば、フルHDで240fps以上で遊ぶことができるのほか、AAA級のゲームも4Kで快適に遊べます。
VRAMは24GB搭載で、配信や動画編集用としても使いやすく、クリエイターにもおすすめできます。
BTO機種はRTXと比べると少ないため、主に自作er向けの高コスパGPUと言えるでしょう。
RX 7900XTX搭載のおすすめゲーミングPC
グラボの選び方
GPUブランドから選ぶ
GPUは一般的に、NIVIDIAが発売している「GeForce RTXシリーズ」、AMDが販売している「Radeon RXシリーズ」の2つのブランドに分かれます。
どちらもそれぞれの良さがあり、それぞれ特徴やメリットが異なります。
GPUブランド | 特徴 |
---|---|
GeForce RTX | NIVIDIAが発売しているブランド。 ほとんどのゲームとの親和性が高く、安定してゲームをすることができる。 独自のAI技術を採用しており、ディープラーニングや動画編集でも活躍可能。 |
Radeon RX | AMDが販売している販売しているブランド。 エントリー・ミドルモデルのラインナップが豊富で、コストを抑えてゲームを楽しむことができる。 ディープラーニングでは一歩劣るものの、グラフィック性能はRTXに引けを取らない性能を誇る。 |
PC初心者は、とりあえずGeForce RTXシリーズを買うことをおすすめします。
RTXはほとんどのゲームで最適化されており、不具合がRXよりも起こりにくいのがメリットです。
また、ゲーム以外にも動画編集やAI生成でも高いパフォーマンスを出すことができるため、パソコンでクリエイティブな作業をしたい方におすすめのGPUです。
一方で値段は高めとなっており、安くゲームをしたい方にはおすすめできません。
安くゲームをしたい方は、Radeon RXシリーズのGPUを買うことをおすすめします。
メーカーから選ぶ
GPUは、主にGeForce RTXとRadeon RXの2つのブランドに分かれますが、さらにGPUを販売しているメーカーにより商品の詳細が変わります。
基本的にはほとんど性能面での変化はないものの、クロック数や保証内容、デザインなど細かい部分で相違点はあるため、念の為メーカーの特徴は調べることをおすすめします。
また、BTOメーカーでPCの購入を考えている場合は、メーカーによる保証内容などの違いはほぼ発生しないため、考える必要はありません。
GPUを販売しているメーカー | 特徴 |
---|---|
MSI | 台湾の大手PCパーツメーカー。 保証期間は1年間。 メタリックなデザインが特徴の「SUPRIM」、デュアルファンやトリプルファンが特徴の「GAMING」モデルを販売している。 |
ASUS | 台湾の大手PCパーツメーカー。 保証期間は1年間。 大型ファン+RGB仕様の「ROG STRIX」モデルや、高耐久が魅力の「TUF Gaming」など機能性とデザインに優れたモデルを販売している。 |
GIGABYTE | 台湾のPCパーツメーカーで、ゲーミング機器に特化している。 保証期間は2年間。 コンパクトなゲーミングデザインが特徴の「AORUS」などのGPUを販売している |
ZOTAC | 香港のPCパーツメーカー。 保証期間は1年間(有料で3年間まで延長可能)。 GPUメーカーの中では比較的安価で購入できる商品が多く、保証期間も有料で3年間まで延長できるため、初心者におすすめ。 |
玄人志向 | 日本のPCパーツメーカー。 保証期間は1年間(GARAKUROモデルのみ3年間)。 マニア向けを謳っているPCメーカーで、安価で購入できるのが魅力。 GPUメーカーであるGALAXY社との共同開発モデルの「GARAKURO」を販売。 |
ELSA | ドイツのPCパーツメーカー。 保証期間は2年間。 コンパクトかつシンプルなデザインのGPUを販売ているのが特徴。 |
Palit | 香港のPCパーツメーカー。 保証期間は1年間(ドスパラ保証で3年間まで延長可能)。 ドスパラが国内代理店となっており、ドスパラ経由で購入すれば最大で3年間まで保証期間を延長することが可能。 |
PNY | アメリカのPCパーツメーカー。 保証期間は3年間。 コンパクトでシンプルなデザインのGPUを多く取り扱っている。 日本の窓口がないため、PCパーツに精通している玄人におすすめのメーカー。 |
GAINWARD | 香港のPCパーツメーカー。 保証期間は1年間。 Palit傘下のGPUメーカーで、黒基調のシンプルなデザインが特徴。 |
CPUとのボトルネックが起きないようにバランスを意識する
高性能なGPUを買うなら、CPUとのボトルネックは意識する必要があります。
ボトルネックとは、GPUに対してCPU性能が低い場合、GPUのパフォーマンスを最大限に発揮することができないことを指します。
せっかく高性能なGPUを買っても、CPU性能が低くて本来の性能を発揮できないのはもったいないですよね。
コスパにも関わる部分となりますので、CPUとのバランスを意識したGPUを選ぶようにしましょう。
まとめ
ゲーミングPCをこれから自作する方や、グラフィックボードの買い替えを考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
予算やプレイしたいゲームに合わせて、最適なグラフィックボードを選ぶことができるはずです。


