Xiaomiは中国の総合家電メーカーで、シンプルで洗練されたデザインと高いコストパフォーマンスが魅力です。
モニターは無駄を省いたミニマルな外観と、普段使いからゲームまで対応できる十分な機能性を兼ね備えています。
本記事では、Xiaomiでおすすめのゲーミングモニターについて解説します。
Xiaomiとはどんなメーカー?

Xiaomi(シャオミ)は、中国・北京に本社を置く総合家電・IT機器メーカーで、2010年に設立されました。
スマートフォン事業で急成長を遂げた企業でありながら、現在ではスマート家電やIoT製品、PC周辺機器など幅広い分野に展開しています。
ディスプレイ分野では、主にコストパフォーマンスに優れたモニターを提供しており、高解像度・高リフレッシュレート製品を比較的低価格で購入できる点が特徴です。
製品は中国国内だけでなく、ヨーロッパ・アジア・インドを含む多くの国でも販売されており、グローバルブランドとしての地位を確立しています。
「手頃な価格で高性能」を求めるユーザーにとって、Xiaomiのディスプレイは有力な選択肢の一つです。
Xiaomiのゲーミングモニターの選び方
パネルの種類

- 主に使われているのは「IPS」「VA」「TN」「OLED」の4種類
- コスパとバランスを取るなら IPS や VAがおすすめ
ゲーミングモニターを選ぶうえで、画面の見え方に大きく影響するのが「液晶パネルの種類」です。
主に使われているのは「IPS」「VA」「TN」「OLED」の4種類。それぞれに特徴があり、どれが最適かはプレイスタイルや好みによって変わります。
以下に、各パネルの特徴をわかりやすくまとめました。
パネルの種類 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
TN | 画面の応答速度が速い 価格が安いものが多い 視野角が狭い 色味はIPSと比べてイマイチ | ・FPS・格ゲー勢 ・コスパ重視派 |
IPS | 色味の再現性が高い 視野角が広い TNパネルよりも応答速度は遅い 価格が高くなりやすい | ・映像美重視 ・RPGをじっくり楽しむ人 |
VA | コントラストが高い 視野角が広い 応答速度はIPSよりも遅め 高額になりやすい | ・暗所が多いゲーム ・落ち着いた画面で集中したい人 |
OLED (有機EL) | コントラスト比が非常に高い 応答速度・視野角が高い 焼付きのリスクが高い モニターの中では一番高額 | ・最高の映像体験を求める人 ・映画やゲームに浸かりたい人 |
以下のように自分のプレイスタイルや予算に合わせてパネルを選ぶと、より満足度の高いゲーム体験ができます。
- コスパとバランスを取るなら IPS や VA
- 画質と応答のどちらも妥協したくないなら OLED
解像度

- 画面に表示される映像のきめ細かさを決める重要な要素
- 解像度が上がるほど要求されるPCやゲーム機の性能も高くなる
- 60fps環境で安定して遊びたいならフルHDがおすすめ
モニターの「解像度」は、画面に表示される映像のきめ細かさを決める重要な要素です。
美麗なグラフィックが魅力のゲームでは、解像度によって没入感や操作性に大きな差が出ることもあります。
ただし、解像度が上がるほど要求されるPCやゲーム機の性能も高くなるため、自分のプレイ環境に合った解像度を選ぶことが大切です。
解像度の種類 | 解像度 | 向いている人 |
---|---|---|
フルHD(2K) | 1,920×1,080 | コスパ重視な人 |
WQHD | 2,560×1,440 | グラフィックも重視したい人 |
4K | 3,840×2,160 | 映像美を重視する人 |
価格・性能のバランスが良く、60fps環境で安定して遊びたいならフルHD。
より広い視野・高精細な映像を求めるならWQHDのモニターを選ぶのがおすすめです。
モニターのサイズ

- モニターのサイズは解像度とセットで考える
- 小さいサイズだと高解像度を活かすことができない可能性も
- フルHDなら24インチがおすすめ
モニターのサイズは解像度とセットで考えないと、解像度のわりに画質が荒くなる可能性があるので注意が必要です。
またモニターのサイズによっては目線の可動域が増えてゲームがしづらくなったり、小さいサイズだと高解像度を活かすことができない可能性もあります。
モニターのサイズと解像度は、基本的にはセットで考えるようにしましょう。
以下の目安で考えるのがおすすめです。
モニターのサイズ | 解像度 |
---|---|
21.5〜24インチ | フルHD(1,920×1,080) |
27インチ | WQHD(2,560×1,440) |
32インチ〜 | 4K(3,840×2,160) |
リフレッシュレート・応答速度

- 視点操作が多くスムーズな映像が求められるゲームで特に重要
- リフレッシュレートの数値が高いほど動きが滑らかになる
- リフレッシュレートと応答速度はセットでチェック
ゲーミングモニターを選ぶ際、「リフレッシュレート」と「応答速度」はセットでチェックすべき重要なスペックです。
- リフレッシュレート(Hz):1秒間に画面が何回書き換わるかを示す数値。数値が高いほど、動きがなめらかになります。
- 応答速度(ms):画面上の色が切り替わるまでの速さ。数値が小さいほど、残像感が少なくなります。
例えば、FPSやアクションゲームでは視点操作が多いため、スムーズな映像と素早い表示の両方が求められます。
応答速度とリフレッシュレートは比例するため、以下のセットでモニターを選ぶようにしましょう。
リフレッシュレート | 応答速度 |
---|---|
60Hz | 8ms以下 |
144Hz | 4ms以下 |
240Hz | 3ms以下 |
入力端子

- 適切な端子を選ぶことで高解像度や高リフレッシュレートを活かせる
- 主流はHDMIとDisplayPort
- リフレッシュレートを重視する場合は入力端子もチェック
ゲーミングモニターの入力端子は、ゲーム体験の質を大きく左右します。
適切な端子を選ぶことで、高解像度や高リフレッシュレートを最大限に活かすことができます。
以下に、主要な入力端子の特徴と選び方のポイントをまとめました。
入力端子の種類 | リフレッシュレート | 特徴 |
---|---|---|
HDMI 2.0 | ・4K:60Hz ・WQHD:120Hz ・フルHD:120Hz | 映像と音声を1本で伝送できる。 ゲーミング用途ではやや制限あり。 |
HDMI 2.1 | ・4K:120Hz ・WQHD:240Hz ・フルHD:240Hz | 高リフレッシュレート・高解像度に対応。 最新ゲーム機に最適 |
DisplayPort 1.4 | ・4K:120Hz ・WQHD:240Hz ・フルHD:360Hz | 高帯域で高画質・高FPSに対応。 Adaptive-Sync(VRR)対応も豊富。 |
DisplayPort 2.0 | ・4K:240Hz ・WQHD:240Hz ・フルHD:540Hz | 現行最高クラスの帯域幅。 ハイエンドゲーミングや将来性も高い。 |
DVI-D | ・4K:30Hz ・WQHD:60Hz ・フルHD:144Hz | 古い世代のデジタル接続。 音声は非対応。 |
ゲーミングモニターでリフレッシュレートを重視する場合は、入力端子に対応しているかも考えるようにしましょう。
Xiaomiのおすすめゲーミングモニター
Xiaomi A22i

画面サイズ | 21.5インチ |
---|---|
解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
リフレッシュレート | 75Hz |
パネルの種類 | VAパネル |
応答速度 | 14ms |
入力端子 | ・HDMI×1 ・VGA×1 |
スピーカー | 非搭載 |
HDR | 非対応 |
機能 | VESAマウント対応、低ブルーライトモード |
メリット | デメリット |
---|---|
1万円以内で買える VAパネルで高い視野角 21.5ながらもフルHD解像度 | 応答速度14msと遅め DisplayPort非搭載 |
手頃な価格ながら、75HzのリフレッシュレートやVAパネルなど、必要な機能を備えたバランスの良いモニターです。
映像の滑らかさや目の疲れ軽減など、快適な使用感を提供します。
また、HDMIとVGAポートを備え、さまざまなデバイスとの接続が容易です。
シンプルなデザインで、家庭やオフィスのどちらにもマッチします。

Xiaomi A24i

画面サイズ | 23.8インチ |
---|---|
解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
リフレッシュレート | 100Hz |
パネルの種類 | IPSパネル |
応答速度 | 6ms |
入力端子 | ・HDMI×1 ・DisplayPort×1 |
スピーカー | 非搭載 |
HDR | 非対応 |
機能 | VESAマウント対応、低ブルーライトモード |
メリット | デメリット |
---|---|
1万円台で買える IPSパネルで高い視野角 100Hzのリフレッシュレート | 応答速度6msとやや遅め 内蔵スピーカーなし |
Xiaomi モニター A24iは、23.8インチのフルHD解像度を持つIPSパネルを採用したモニターで、日常の作業やエンターテインメントに適したエントリーモデルです。
178°の広視野角を持つIPSパネルにより、どの角度からでも映像が鮮明。
手頃な価格ながら、快適な使用感を提供します。

Xiaomi A27i

画面サイズ | 27.0インチ |
---|---|
解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
リフレッシュレート | 100Hz |
パネルの種類 | IPSパネル |
応答速度 | 6ms |
入力端子 | ・HDMI×1 ・DisplayPort×1 |
スピーカー | 非搭載 |
HDR | 非対応 |
機能 | VESAマウント対応 |
メリット | デメリット |
---|---|
1万円台で買える IPSパネルで高い視野角 100Hzのリフレッシュレート | 応答速度6msとやや遅め 内蔵スピーカーなし |
Xiaomi A27iは、27インチサイズで、日常の作業や動画視聴に適したバランスの取れたモニターです。
100Hzのリフレッシュレートと高い色再現性により、快適な使用感を提供します。
7.5mmの超薄型ベゼルとシンプルなデザインで、デスク周りをスタイリッシュに演出します。
また、HDR10対応により、映像コンテンツも鮮やかに表示。
約1万円前後の価格帯で、高品質なIPSパネルや100Hzのリフレッシュレートを備えたXiaomi A27iは、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。

Xiaomi A27Qi

画面サイズ | 27.0インチ |
---|---|
解像度 | WQHD(2,560×1,440) |
リフレッシュレート | 100Hz |
パネルの種類 | IPSパネル |
応答速度 | 6ms |
入力端子 | ・HDMI×1 ・DisplayPort×1 |
スピーカー | 非搭載 |
HDR | 非対応 |
機能 | VESAマウント対応、低ブルーライト |
メリット | デメリット |
---|---|
WQHDの高解像度 IPSパネルで高い視野角 100Hzのリフレッシュレート | 応答速度6msとやや遅め 内蔵スピーカーなし |
Xiaomi A27Qiは、27インチのWQHD解像度を備えたIPSパネルを採用しています。
TUV認証の低ブルーライト機能も搭載し、長時間の使用でも目の負担を軽減。
必要な機能を備えながらも手頃な価格で提供されており、コストパフォーマンスに優れています。
日常の作業からエンターテインメントまで幅広く対応するバランスの良いモニターです。

Xiaomi G24i

画面サイズ | 23.8インチ |
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解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
リフレッシュレート | 180Hz |
パネルの種類 | Fast IPSパネル |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | ・HDMI×1 ・DisplayPort×1 |
スピーカー | 非搭載 |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、FreeSync、低ブルーライト |
メリット | デメリット |
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1万円台で買える Fast IPSパネルで高い視野角・応答速度 180Hzのリフレッシュレート | 最大輝度がやや低め スタンドの高さ調整機能は非対応 |
Xiaomi G24iは、23.8インチのフルHD解像度を持つゲーミングモニターで、180Hzの高リフレッシュレートと1msの応答速度を備えています。
Fast IPSパネルにより、広視野角と高い色再現性を実現しながら、応答速度も高速。
AMD FreeSync対応により、ゲーム中の画面のティアリングやスタッタリングを軽減します。
価格帯も手頃で、コストパフォーマンスに優れたモデルです。

Xiaomi G27i

画面サイズ | 27.0インチ |
---|---|
解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
リフレッシュレート | 165Hz |
パネルの種類 | Fast IPSパネル |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | ・HDMI×1 ・DisplayPort×1 |
スピーカー | 非搭載 |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、FreeSync、低ブルーライト |
メリット | デメリット |
---|---|
1万円台で買える Fast IPSパネルで高い視野角・応答速度 165Hzのリフレッシュレート | 最大輝度がやや低め スタンドの高さ調整機能は非対応 |
Xiaomi G27iは、165Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度を備えたゲーミングモニターで、滑らかで遅延の少ない映像表示が可能です。
Fast IPSパネルにより、広視野角と高い色再現性を実現し、TUV認証の低ブルーライト機能も搭載しています。
AMD FreeSync対応により、ゲーム中の画面のティアリングやスタッタリングを軽減します。
価格帯も手頃で、コストパフォーマンスに優れたモデルです。

Xiaomi G27Qi

画面サイズ | 27.0インチ |
---|---|
解像度 | WQHD(2,560×1,440) |
リフレッシュレート | 180Hz |
パネルの種類 | Fast IPSパネル |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | ・HDMI×2 ・DisplayPort×2 |
スピーカー | 非搭載 |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、FreeSync、低ブルーライト |
メリット | デメリット |
---|---|
WQHDの高解像度 Fast IPSパネルで高い視野角・応答速度 180Hzのリフレッシュレート | 最大輝度がやや低め スタンドの高さ調整機能は非対応 |
Xiaomi G27Qiは、27インチのWQHD解像度を備えたゲーミングモニターで、180Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度により、滑らかな映像表示と迅速な操作が可能。
さらに、AMD FreeSync対応により、ゲーム中の画面のティアリングやスタッタリングを軽減します。
手頃な価格ながら、180Hzのリフレッシュレートや1msの応答速度、sRGBの色域カバー率など、必要な機能を備えたバランスの良いモニターです。

Xiaomi G Pro 27i

画面サイズ | 27.0インチ |
---|---|
解像度 | WQHD(2,560×1,440) |
リフレッシュレート | 180Hz |
パネルの種類 | Fast IPSパネル |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | ・HDMI×2 ・DisplayPort×2 |
スピーカー | 非搭載 |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、FreeSync、低ブルーライト |
メリット | デメリット |
---|---|
Mini LEDと量子ドットで高画質な映像表現 Fast IPSパネルで高い視野角・応答速度 180Hzのリフレッシュレート | 内蔵スピーカー非搭載 ローカルディミングの挙動に違和感を覚える可能性がある |
Xiaomi G Pro 27iは、27インチのWQHD解像度を備えたゲーミングモニターで、Mini LEDバックライトと量子ドット技術を採用しています。
180Hzの高リフレッシュレートと1msの応答速度により、スムーズで遅延の少ないゲーム体験を提供します。
また、HDR1,000対応で最大1,000nitsの輝度を実現し、鮮やかな映像表現が可能。
約5万円前後の価格帯で様々な機能を備えたXiaomi G Pro 27iは、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
高性能なゲーミングモニターを手頃な価格で求めるユーザーに最適です。

Xiaomi G34WQi

画面サイズ | 34.0インチ |
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解像度 | UWQHD(3,440×1,440) |
リフレッシュレート | 180Hz |
パネルの種類 | Fast IPSパネル |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | ・HDMI×2 ・DisplayPort×2 |
スピーカー | 非搭載 |
HDR | 非対応 |
機能 | FreeSync、低ブルーライト |
メリット | デメリット |
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1万円以内で買える VAパネルで高い視野角 21でフルHD解像度 | 応答速度14msと遅め DisplayPort非搭載 |
Xiaomi G34WQiは、34インチのウルトラワイド曲面ゲーミングモニターで、3440×1440解像度、180Hzの高リフレッシュレート、1msの応答速度を備えています。
1500Rのカーブにより、視界全体を包み込むような没入感を提供し、ゲームや映画鑑賞に最適です。
FreeSync PremiumおよびG-SYNC互換に対応し、ティアリングやスタッタリングを軽減します。
価格帯も手頃で、コストパフォーマンスに優れた選択肢となっています。

まとめ
Xiaomiのゲーミングモニターは、コスパが非常に高く、コスパを重視するゲーマーにおすすめのモニターが多いです。
この記事を参考に、コスパのいいゲーミングモニターを選んでよりよいゲーム体験をしましょう。