高級コントローラーとして定評のある「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー Series 2」。
金属製パーツやカスタマイズ性の高さ、プロゲーマー仕様の操作性など、通常モデルとは一線を画す完成度を誇ります。
本記事では、Series 2のスペックや実際の使用感、そして通常版との違いまで徹底的にレビューします。
購入を検討している方や、より快適なゲームプレイ環境を求めている方はぜひ参考にしてください。
Xbox Elite ワイヤレス コントローラー Series 2のスペック詳細

項目 | 内容 |
---|---|
接続方式 | Bluetooth / USB-C 有線接続 |
ポーリングレート | 1000Hz |
ジャイロ | 非搭載 |
トリガー | ホールエフェクトトリガー搭載 |
追加ボタン | 背面パドル×4 |
スティック | 調整式スティックテンション機構 |
十字キー | メタル製ディスク型Dパッド |
重量 | 約345g |
サイズ | 約110×155×65mm |
対応機種 | Xbox Series X/S、Xbox One、Windows PC |
バッテリー | 内蔵充電式(最大40時間稼働) |
その他 | キャリングケース付属、交換用パーツあり、USB-Cケーブル同梱 |
Xbox Elite ワイヤレス コントローラー Series 2の特徴

高級感のあるメタルデザイン
Xbox Elite ワイヤレス コントローラー Series 2は、手に取った瞬間に“高級品”であることが伝わるデザインです。
スティックやトリガー、Dパッドには金属パーツが使用されており、触れたときのひんやりとした感触と剛性感が特徴です。
本体表面にはラバーコーティングが施され、手汗や滑りを防ぎながらしっかりとホールドできます。
長時間プレイしても疲れにくく、手の小さい人でも安定して握れる形状に仕上がっています。
背面パドルによる高度な操作性
背面には4つのパドルボタンが搭載されており、それぞれ任意のボタンに割り当てが可能です。
この背面パドルを活用することで、右親指をスティックから離さずにジャンプ・リロード・武器切り替えなどの操作ができ、FPSやアクションゲームでの反応速度が格段に上がります。
特にシューティングゲームでは、瞬間的な操作を必要とする場面が多いため、パドルの存在が勝敗を左右することも。
素材はメタル製で、軽く押すだけでしっかりと反応し、カチッとしたクリック感があり、誤入力も少ない設計です。
トリガーストップ機構
シューティングゲームのプレイヤーにとって非常にありがたいのが、トリガーストップ機構です。
これは、トリガーの引きしろ(ストローク)を3段階で調整できる機構で、浅く設定すればわずかな入力で即射撃が可能になります。
一方で、レースゲームなどのアナログ入力を活かしたい場合には、深いストロークに設定して精密なアクセル・ブレーキ操作も行えます。
用途に合わせて左右それぞれのトリガーを独立して調整できるため、ゲームジャンルを問わず最適な操作感を実現します。
カスタマイズアプリ「Xbox Accessories」対応
専用の「Xbox Accessories」アプリを使えば、ボタン割り当てやスティック感度、トリガーの反応、パドルの動作まで細かく調整できます。
最大3つのプロファイルを保存でき、ゲームごとに設定を切り替えることが可能。
例えば「FPS用」「レース用」「アクションRPG用」といった具合に、自分のプレイスタイルに合わせた最適な設定を用意できます。
内蔵バッテリーと充電ドック
従来モデルの乾電池式とは異なり、Series 2はリチウムイオンの内蔵バッテリーを搭載しています。
フル充電で最大40時間の連続使用が可能で、長時間プレイでも電池交換の手間が不要です。
さらに専用の充電ドックが付属しており、コントローラーをケースに収納したままでも充電できるスマートな設計になっています。
マグネット式で接点が安定しており、ケーブルを抜き差しする必要がないのも嬉しいポイントです。
また、充電ケースには収納スペースもあり、交換用スティックやDパッドをまとめて持ち運べるため、外出先やイベントでも活躍します。

使用感について
グリップ感と重量バランス
実際に手に取って最初に感じるのは、圧倒的な「安定感」です。
ラバーグリップの質感はしっとりとしており、指先に吸い付くようなフィット感を得られます。
標準のXboxコントローラーよりもやや重めの約345gですが、その重さが逆にブレを抑え、スティック操作の安定性を高めています。
長時間プレイでも手汗で滑りにくく、握り直す必要がほとんどないため、FPSや格闘ゲームのように細かい入力が続くタイトルでも疲れにくいです。
また、左右のバランスも絶妙で、スティックやトリガー操作を繰り返しても偏りを感じません。
スティック・トリガーの感触
スティックは3段階のテンション調整が可能で、硬めに設定すればFPSの照準操作がより精密に、柔らかくすればアクションゲームでの素早い入力がしやすくなります。
スティックキャップも複数の高さと形状が用意されており、指のかかり具合やエイム感度をプレイヤー好みに最適化できます。
トリガーはホールエフェクト構造によって滑らかかつ高精度な入力が可能で、押し込みの感覚が非常に自然。
トリガーストップを組み合わせれば、わずかな入力で発射動作が完了するため、FPSではリズミカルな射撃操作が可能になります。
背面パドルの操作性
Series 2の最大の特徴とも言えるのが、背面4パドルによる拡張操作。
各パドルは非常に反応がよく、軽い力で入力できるため、親指をスティックに置いたままでも瞬時にボタン操作が可能です。
たとえば、左パドルにジャンプ、右パドルにリロードを設定しておけば、エイムを崩さずに動作を完結できます。
また、誤入力を防ぐためにパドルを外すこともできるため、ゲームジャンルに合わせた柔軟な使い分けも可能です。
ボタン・Dパッドの押し心地
ABXYボタンは程よいクリック感と深めのストロークを備えており、誤入力が少なく安定した押し心地です。
Dパッドはメタル製のディスク型で、入力方向が滑らかに繋がる構造のため、格闘ゲームやアクションでもコマンド入力が快適。
斜め方向の入力精度が非常に高く、同社の通常コントローラーよりも一段上の完成度を感じます。
振動とレスポンス
Series 2は内部モーターによる振動フィードバックが非常に繊細で、従来のXboxコントローラーよりも“強弱の差”が明確です。
銃撃の反動やエンジンの回転など、ゲーム内の挙動をリアルに手元で感じ取ることができます。
特に左右トリガーに独立したモーターを搭載しているため、片側だけが振動するような表現も再現可能です。

Xbox Elite ワイヤレス コントローラー Series 2の評判・口コミまとめ
良い口コミ

背面パドルで操作効率が劇的に向上



スティックの感度やトリガー調整が神レベル



充電ドックが便利で管理しやすい
悪い口コミ



価格が高く手を出しづらい



重量があるため長時間プレイで手が疲れる



初期不良やスティックドリフトがある
全体としての評価は非常に高く、「一度使うと他のコントローラーに戻れない」という意見が多く見られます。
特に背面パドルの利便性とスティック調整機能への満足度が圧倒的で、FPS・TPS・アクション系タイトルのプレイヤーから強い支持を得ています。
操作精度・反応速度・握り心地のすべてが高い次元でまとまっており、「価格に見合う価値がある」とのレビューが目立ちます。
一方で、約25,000円前後という価格設定がネックとなり、「興味はあるけど踏み出せない」という層も少なくありません。
また、初期不良やバッテリーの劣化など一部の懸念点も報告されていますが、後期ロットでは改善傾向にあります。
Xbox Elite ワイヤレス コントローラー Series 2のメリット・デメリット
メリット
- プロ仕様の背面パドルと高精度スティック
- トリガーストップ機構で即応性アップ
- 金属パーツ採用による高級感
- バッテリー内蔵で長時間プレイ可能
- 専用アプリによる細かいカスタマイズ
メリットの最大の魅力は、やはり「自分好みに調整できる自由度の高さ」と「操作精度の高さ」です。
背面パドルによる効率的なボタン操作、トリガーやスティックの細やかなチューニング機能により、どんなジャンルのゲームでも最適な操作感を作り出すことができます。
また、質感・耐久性ともに非常に高く、長時間プレイでも疲れにくい設計はまさにプロ仕様。
単なるコントローラーではなく、“ゲームプレイを進化させるツール”としての完成度を誇ります。
デメリット
- 価格が高く、コントローラーとしては高級品
- やや重量があるため小さな手には不向き
- スティックドリフトの報告が一部あり
- 修理コストが高め
デメリット面は主に“価格”と“重量”に集中しています。
確かに一般的なユーザーにとっては手を出しにくい価格帯ですが、その分、機能性・耐久性・操作性において他のコントローラーとは一線を画します。
内蔵バッテリーの交換不可や初期不良報告などのリスクはあるものの、それを補って余りある快適さとカスタマイズ性を備えています。


Xbox ワイヤレス コントローラーとの比較
項目 | Elite Series 2 | 通常ワイヤレス |
---|---|---|
背面ボタン | あり(4個) | なし |
スティック調整 | 可能(テンション3段階+交換式) | 不可 |
トリガー調整 | 可能(3段階トリガーストップ) | 不可 |
素材 | メタル+ラバーコーティング | 樹脂製 |
グリップ | 滑りにくいラバー加工 | 標準グリップ |
重量 | 約345g | 約280g |
バッテリー | 内蔵充電式(最大40時間) | 単三電池式 |
充電方法 | 専用ドック/USB-Cケーブル | 電池交換 or 別売バッテリーパック |
カスタマイズ | 専用アプリで詳細設定可能 | 基本設定のみ |
価格帯 | 約20,000円前後 | 約7,000円前後 |
両モデルの最大の違いは「カスタマイズ性能」と「操作精度」です。
通常のXbox ワイヤレス コントローラーは、シンプルで軽く、価格も手頃なため、ライトユーザーや初めてのゲームパッドとしては最適です。
一方で、Xbox Elite ワイヤレス コントローラー Series 2は、操作感・素材・耐久性のすべてがプロ志向。
スティックやトリガーの調整機能、背面パドル、交換パーツなど、ゲームのジャンルやプレイスタイルに合わせて操作を極限までチューニングできます。
総合的に見ると、「価格重視・手軽さ重視」なら通常モデル、「性能重視・こだわり派」ならElite Series 2が最適な選択です。
特に操作精度や応答性、質感にこだわる人にとっては、Series 2は明確なアップグレードとなります。
逆に「ライトユーザーでそこまで細かい設定をしない」という場合は、通常モデルでも満足度は高いでしょう。
どんな人にXbox Elite ワイヤレス コントローラー Series 2はおすすめ?


- FPSやTPSなど、瞬発的な操作が求められるゲームをプレイする人
- ボタン配置や感度を自分好みに細かく調整したいプレイヤー
- 通常のコントローラーに物足りなさを感じている中〜上級者
- 長時間プレイでも安定したグリップ感と精度を求める人
- XboxとPCを両方使い分けているマルチプラットフォームゲーマー
Xbox Elite ワイヤレス コントローラー Series 2は、単なる入力デバイスではなく「ゲーム体験を引き上げるプロ仕様ツール」です。
特にFPSやアクションゲームでの操作精度や反応速度にこだわるプレイヤーにとっては、他のコントローラーとは一線を画す完成度を誇ります。
ボタン配置の自由度・トリガー調整の柔軟性・スティックテンションの最適化など、自分のプレイスタイルを細部までカスタマイズできる点が魅力です。
また、XboxだけでなくPCでも同じ感覚で操作できるため、複数プラットフォームを行き来するユーザーにも非常に相性が良いです。
「本気でゲームを極めたい」「より深い没入感を得たい」――そんな人にこそ、このコントローラーは最適な一台といえるでしょう。


よくある質問
Series 2 Coreとの違いは?
Coreは背面パドルや交換パーツが省かれた廉価版です。
性能は同等ですが、拡張性が制限されます。
スティックドリフトは発生しやすい?
初期ロットで報告がありましたが、現在は改善傾向です。
過度な力を加えないよう注意しましょう。
PCで使う場合の接続方法は?
Bluetooth、USB-C有線、または専用ドングルで簡単に接続可能です。
Xbox以外でも使える?
Windows PC、Steam、Androidなどにも対応しています。