iPadでゲームを楽しみたい方にとって、どのモデルを選ぶかは非常に重要です。
性能が不十分だと快適に遊べず、容量が足りないとゲームが保存できません。
また、安いモデルや中古品を選ぶ場合は、性能や寿命にも注意が必要です。
この記事では、iPadをゲーム用に使いたい方に向けて、選び方のポイントを詳しく解説します。
さらに、ゲームに適したコントローラーやおすすめの容量、安く手に入れる方法まで幅広く紹介します。
これを読めば、自分にぴったりのiPadを見つけ、ゲームをストレスなく楽しむことができます。
ゲーム用にiPadが選ばれる理由
スマホより快適にプレイできる性能
iPadは、最新のAppleシリコン(MシリーズやAシリーズ)を搭載しており、スマホに比べて圧倒的に高い処理能力を持っています。
例えば「iPad Pro」はM4チップを搭載し、グラフィック負荷の高い3DゲームもPC並みに快適に動作します。
発熱や処理落ちが少ないため、長時間プレイでも安定した体験が得られるのが特徴です。
大画面と高リフレッシュレートの魅力
iPadの魅力は大画面による没入感です。
11インチや13インチのモデルでは、視界いっぱいに広がる映像でゲームの世界に入り込むことができます。
さらに、最新モデルは120HzのProMotionディスプレイに対応しており、FPSやアクションゲームで滑らかな映像を楽しめます。
スマホでは小さく感じるUI操作も、iPadなら快適に操作できます。
対応アプリやアクセサリーの豊富さ
iPadはApp Storeの膨大なゲームライブラリに加え、コントローラーやスタンドなどの周辺機器が豊富に揃っています。
「ゲームだけしたい」というニーズにもしっかり応えられるのが大きな強みです。
ゲーム用iPadの選び方
iPadには複数のモデルがあり、価格や性能に大きな違いがあります。
ゲーム目的で購入する場合は「ストレージ容量」「CPU性能」「リフレッシュレート」「バッテリー持ち」「価格帯」の5つを重視すると失敗しません。
ストレージ容量は128GB以上がおすすめ

ゲームアプリは非常に容量が大きく、特に「原神」や「PUBG」などの3Dゲームは20GB以上を消費することがあります。
64GBモデルを選んでしまうと、すぐに容量不足に悩まされ、追加で削除や整理が必要になります。
快適に遊ぶなら最低128GB、余裕を持ちたいなら256GB以上を選ぶのがおすすめです。
特に「ゲームだけしたい」場合でも、アップデートや追加コンテンツを考慮すると、容量不足は大きなストレスになります。
CPU性能は「Aシリーズ上位」または「Mシリーズ」を選ぶ
iPadの快適さを決める最大の要素はCPU性能です。
エントリーモデルのA13やA14チップでも軽いゲームは動作しますが、3DアクションやFPSを安定して遊ぶなら「M1以上」や「A15以上」のチップを搭載したモデルがおすすめです。
例えば「iPad Pro(M4)」はPC並みの性能で、どんなタイトルでも余裕があります。
「iPad Air(M2)」は価格を抑えつつも重たいゲームに十分対応できるバランス型です。
リフレッシュレートは120Hz対応が理想
ゲームの滑らかさを決めるのがディスプレイのリフレッシュレートです。
無印iPadは60Hzまでですが、ProMotion対応のiPad Proや一部のAirは120Hzに対応しています。
120HzはFPSや格闘ゲームなど動きの速いジャンルで特に有利で、視認性や操作の反応が大幅に向上します。
「勝ちにこだわる」ユーザーは120Hz対応モデルを強くおすすめします。
バッテリー持ちは長時間プレイに重要
iPadは基本的にバッテリー性能が高いですが、3Dゲームを長時間プレイすると消費は激しくなります。
公称10時間前後の持続時間でも、実際は原神などの重いゲームを続けると5〜6時間程度しか持たない場合があります。
外出先での利用や長時間プレイを想定するなら、モバイルバッテリーやUSB-C急速充電に対応したモデルを選ぶと安心です。
価格帯と用途を明確にする
最後に重要なのは価格帯と用途のバランスです。
- とにかく安く済ませたい → 無印iPadや中古のiPad Air
- コスパ重視で長く使いたい → iPad Air(M1/M2)
- 性能重視で最高の環境が欲しい → iPad Pro(M2/M4)
「ゲームだけしたい」という人も、「仕事や勉強にも使いたい」という人も、購入前に明確な基準を決めておくと後悔がありません。
ゲーム用に中古iPadを選ぶメリット・注意点
iPadは新品だと高価なモデルが多いため、中古で購入する選択肢も有力です。
特に「ゲームだけしたい」という方にとっては、必要十分な性能を持ちながら費用を抑えられる点が魅力です。
しかし、中古品ならではのリスクもあるため、購入前にしっかり確認しておく必要があります。
中古iPadを選ぶメリット
中古iPadの最大のメリットは、価格の安さです。
最新のiPad Proは新品で15万円を超える場合がありますが、1〜2世代前の中古モデルなら半額以下で入手できることも珍しくありません。
また、iPadはAppleのチップ性能が高いため、数年前のモデルでも十分に最新ゲームを動かせる性能を備えています。
例えば「iPad Air(第4世代/A14)」や「iPad Pro(M1)」であれば、重たい3Dゲームも快適にプレイ可能です。
「性能は十分なのに安く買える」ことが、中古を選ぶ大きな利点です。
中古iPadの注意点
一方で、中古iPadには注意すべき点もあります。
バッテリー劣化
ゲームは高負荷な処理を長時間続けるため、バッテリーが劣化しているとプレイ中にすぐ充電が必要になるケースがあります。
購入前に「バッテリー状態」を確認できる販売店を選ぶと安心です。
OSサポート期間
AppleはiPadを長期的にサポートしていますが、古すぎるモデルは最新OSに対応できません。
OSアップデートが止まると、新しいゲームがインストールできない、セキュリティリスクが増える、といった問題が起こる可能性があります。
保証や返品対応
信頼できるショップであれば初期不良保証が付く場合があり、安心して購入できます。
最新iPadモデル別の比較
ゲーム用にiPadを選ぶ際には、最新ラインナップの特徴を理解しておくことが大切です。
性能・価格・画面サイズの違いにより、向いているゲームジャンルや用途が異なります。
ここでは「iPad Pro」「iPad Air」「iPad mini」「無印iPad」の4種類を比較します。
iPadモデル比較表(2025年時点)
モデル | 搭載チップ | 画面サイズ | リフレッシュレート | 特徴 | 価格帯(目安) |
---|---|---|---|---|---|
iPad Pro | M4 | 11インチ / 13インチ | 最大120Hz(ProMotion対応) | PC並みの性能・ゲーム最強 | 約15万円〜 |
iPad Air | M3 | 11インチ / 13インチ | 60Hz | 性能と価格のバランスが良い | 約10万円〜 |
iPad mini | A17 Pro | 8.3インチ | 60Hz | 携帯性重視、小型で軽量 | 約8万円〜 |
無印iPad | A16 | 11インチ | 60Hz | 最安モデル・ライトゲーム向け | 約6万円〜 |
iPad Proシリーズ(ハイエンドモデル)
iPad ProはMシリーズの最新チップを搭載し、PCクラスの処理性能を誇ります。
120Hz対応のProMotionディスプレイはFPSや格闘ゲームで圧倒的な快適さを提供します。
特にM4搭載モデルは、どんな3Dゲームでも余裕を持って動作します。
- メリット:最高性能・120Hz・大画面で没入感抜群
- デメリット:価格が高い(15万円前後〜)、サイズが大きく携帯性に劣る


iPad Airシリーズ(コスパと性能のバランス)
iPad Airは「M3」チップを搭載し、Proほど高価ではないものの十分な性能を持っています。
FPSやMMOも快適にプレイでき、価格と性能のバランスに優れています。
特に「ゲームだけしたいけど長く快適に使いたい」という人に最適です。
- メリット:性能と価格のバランスが良い・軽量で持ち運びやすい
- デメリット:ProMotion非対応(60Hz)なので超高フレームレートを活かせない


iPad miniシリーズ(小型・軽量で携帯性重視)
iPad miniは片手で持てるコンパクトサイズが特徴です。
A17 Proチップを搭載しており、軽量ながら3Dゲームも動かせる性能があります。
「外出先でゲームを楽しみたい」「寝ながら遊びたい」人にぴったりです。
- メリット:携帯性抜群・軽量で長時間プレイしやすい
- デメリット:画面が小さいため、UIが多いゲームでは操作しづらい

無印iPad(安さ重視)
無印iPadはシリーズの中で最も安価なモデルです。
ライトゲームや動画視聴には十分ですが、3DアクションやFPSなどではカクつく場合があります。
「子ども用」「簡単なパズルゲームやカードゲーム用」として選ぶには最適です。
- メリット:価格が安く手に入れやすい
- デメリット:CPU性能が低め・リフレッシュレートは60Hzまで

ゲームジャンル別おすすめiPad
ゲームと一口に言っても、FPSやアクション、RPGや音ゲーなどジャンルによって必要な性能は異なります。
ここでは主要なジャンルごとに、どのiPadが適しているかを解説します。
ジャンル | おすすめiPadモデル | 特徴 |
---|---|---|
FPS・アクション | iPad Pro(M4) | 120Hz対応・最強チップで滑らか&高反応 |
RPG・MMO | iPad Air(M2・13インチ推奨) | 大画面と高性能で没入感が高い |
音ゲー・リズム | iPad mini(第6世代) | 軽量&コンパクトで操作性抜群 |
シミュレーション・カード | 無印iPad(第10世代) | 安価でライトゲームに十分対応 |
FPS・アクションゲーム向け
FPSや格闘ゲームなど、瞬間的な判断と素早い操作が求められるジャンルでは、高リフレッシュレート対応のiPad Pro が最適です。
120HzのProMotionディスプレイによって、敵の動きがより滑らかに表示され、エイム精度や操作反応が向上します。
また、M4チップ搭載の最新iPad Proは描画性能も圧倒的で、長時間プレイでも処理落ちがほとんどありません。
- おすすめモデル:iPad Pro(11インチ / 13インチ)
- 理由:120Hz表示+最強チップで快適な操作性


RPG・MMO向け
ストーリーを楽しむRPGや大規模オンラインゲームでは、大画面と高性能チップが重要です。
iPad Air(M3)は価格を抑えつつもパワフルな性能を持ち、MMOのようなグラフィックの重いタイトルも安定してプレイ可能です。
さらに13インチの大画面モデルを選べば、キャラクターや背景をより大きく表示でき、没入感が増します。
- おすすめモデル:iPad Air(M3・13インチ推奨)
- 理由:高性能+コスパ良好で長時間プレイにも強い

音ゲー・リズムゲーム向け
タイミングの精度が重要な音ゲーでは、タッチ反応の速さとディスプレイの品質がポイントになります。
iPad miniは軽量で持ちやすく、手元操作に集中できる点が大きな強みです。
また、A17チップ搭載で処理性能も十分あるため、最新の音ゲーも快適に楽しめます。
- おすすめモデル:iPad mini(第7世代)
- 理由:コンパクトで操作性に優れ、長時間でも疲れにくい

シミュレーション・カードゲーム向け
将棋アプリやカードゲーム、シミュレーションゲームは動作が比較的軽いため、無印iPadでも十分快適に遊べます。
コストを抑えたい人や「ゲームだけしたいけどライトなタイトル中心」という方におすすめです。
ただし、今後3D表現の多い作品を遊ぶ可能性があるなら、Air以上を検討すると安心です。
- おすすめモデル:無印iPad(第11世代)
- 理由:価格が安く、ライトゲーム中心なら性能十分

iPadをさらに快適にする周辺機器
iPadは本体だけでも快適にゲームを楽しめますが、周辺機器を組み合わせることで操作性や快適さが大きく向上します。
ここではゲーム用に特におすすめのアクセサリーを紹介します。
ゲーム用コントローラー
アクションゲームやFPSを本格的に楽しむなら、Bluetooth対応のゲーム用コントローラーは必須アイテムです。
iPadはPS5のDualSenseやXboxコントローラーにも対応しており、家庭用ゲーム機と同じ操作感でプレイできます。
また、GameSirやBackboneなどのモバイル特化型コントローラーを使えば、操作精度が向上し長時間のプレイでも疲れにくくなります。
コントローラーを導入することで、タッチ操作の制約から解放され、快適さが一段と増します。
冷却ファンやスタンド
長時間のゲームプレイではiPad本体が熱を持ちやすく、パフォーマンス低下の原因となることがあります。
そこで便利なのが「冷却ファン」や「冷却スタンド」です。
背面を効率よく冷やすことで、フレームレートの低下を防ぎ、快適なプレイ環境を維持できます。
さらに、角度を調整できるスタンドを併用すれば、長時間のプレイでも姿勢が楽になり、目や首への負担を軽減できます。
保護フィルムとケース
iPadはタッチ操作が中心のため、画面を保護するフィルムは必須です。
特にゲーム用途では指の滑りが良い「アンチグレアタイプ」の保護フィルムがおすすめで、操作性が向上するメリットもあります。
さらに、落下や衝撃から守るためのケースも重要です。
スタンド機能付きケースを選べば、角度を調整してゲームや動画視聴をより快適に楽しめます。
よくある質問(FAQ)
安いiPadでも原神は快適に遊べる?
結論から言うと、最新の無印iPadでも原神は動作しますが、快適さを求めるならiPad Air以上がおすすめです。
無印iPadはA14チップ搭載でライトなプレイには対応できますが、設定を高画質にするとカクつくことがあります。
滑らかに楽しみたい場合は、M1以上のチップを搭載したiPad ProやAirを選ぶと安心です。
中古で買う場合の注意点は?
中古iPadは価格が安い反面、バッテリー劣化やOSサポート期間に注意が必要です。
購入時には「バッテリー状態」「最新OSに対応しているか」を必ず確認しましょう。
また、保証が付いている販売店を選ぶことで、不具合があった際にも安心です。
容量は64GBで足りる?
64GBでも遊べますが、原神やPUBGのような3Dゲームは1本で20GB以上を消費します。
複数のタイトルを入れるとすぐに容量不足になるため、128GB以上を推奨します。
特に「ゲームだけしたい」という人でも、アップデートや追加コンテンツを考慮すると256GBあると安心です。
コントローラー接続は簡単?
iPadはBluetoothに対応しているため、PS5 DualSenseやXboxコントローラーを簡単にペアリングできます。
設定から「Bluetooth」を開き、コントローラーを接続モードにするだけで認識されます。
また、モバイル専用のGameSirやBackbone製品もiPadに対応しており、接続自体は非常にシンプルです。
どのモデルが一番バッテリー持ちが良い?
バッテリー持ちは基本的にどのモデルも公称10時間前後ですが、実際のゲーム利用では消費が激しくなります。
特に3Dゲームを長時間プレイすると、iPad ProやAirでも5〜6時間程度しか持たない場合があります。
一方で、ライトなゲームなら無印iPadやminiでも比較的長持ちします。
長時間遊ぶ場合は、USB-C急速充電やモバイルバッテリーを併用すると安心です。
まとめ|ゲーム用iPadは用途に合わせて選ぼう
iPadは、ゲームだけを目的にする人から、高性能を求めるヘビーユーザーまで幅広く対応できるタブレットです。
安さを重視するなら無印iPadや中古モデル、性能を重視するならiPad Pro、コスパを取るならiPad Airが最適です。
容量やコントローラー活用のポイントを押さえることで、失敗しない選び方ができます。
ゲーム体験を最大化するために、あなたに最適なiPadを手に入れてください。