I-O DATA(アイ・オー・データ)は日本のメーカーで、ゲーミングモニター「GigaCrysta」シリーズを展開しています。
価格を抑えつつ、応答速度や低遅延などゲームに必要な基本性能をしっかり備えており、コストパフォーマンスに優れています。
本記事では、I-O DATAでおすすめのゲーミングモニターについて解説します。
I-O DATAとはどんなメーカー?
株式会社アイ・オー・データ機器(I-O DATA DEVICE, INC.)は、1976年1月に設立された日本の精密機器メーカーで、本社は石川県金沢市にあります。
液晶ディスプレイ、HDD/SSD、NAS、Wi-Fiルーター、映像機器、ネットワークカメラなど、幅広いPC周辺機器を開発・製造・販売しています。
特に、液晶ディスプレイやストレージ製品において高い評価を受けており、個人ユーザーから法人まで幅広いニーズに対応しています。
I-O DATAは、長年にわたり培ってきた技術力と価値創造力を活かし、これからも多様なニーズに応える製品とサービスを提供し続ける企業です。
I-O DATAのゲーミングモニターの選び方
パネルの種類

- 主に使われているのは「IPS」「VA」「TN」「OLED」の4種類
- コスパとバランスを取るなら IPS や VAがおすすめ
ゲーミングモニターを選ぶうえで、画面の見え方に大きく影響するのが「液晶パネルの種類」です。
主に使われているのは「IPS」「VA」「TN」「OLED」の4種類。それぞれに特徴があり、どれが最適かはプレイスタイルや好みによって変わります。
以下に、各パネルの特徴をわかりやすくまとめました。
パネルの種類 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
TN | 画面の応答速度が速い 価格が安いものが多い 視野角が狭い 色味はIPSと比べてイマイチ | ・FPS・格ゲー勢 ・コスパ重視派 |
IPS | 色味の再現性が高い 視野角が広い TNパネルよりも応答速度は遅い 価格が高くなりやすい | ・映像美重視 ・RPGをじっくり楽しむ人 |
VA | コントラストが高い 視野角が広い 応答速度はIPSよりも遅め 高額になりやすい | ・暗所が多いゲーム ・落ち着いた画面で集中したい人 |
OLED (有機EL) | コントラスト比が非常に高い 応答速度・視野角が高い 焼付きのリスクが高い モニターの中では一番高額 | ・最高の映像体験を求める人 ・映画やゲームに浸かりたい人 |
以下のように自分のプレイスタイルや予算に合わせてパネルを選ぶと、より満足度の高いゲーム体験ができます。
- コスパとバランスを取るなら IPS や VA
- 画質と応答のどちらも妥協したくないなら OLED
解像度

- 画面に表示される映像のきめ細かさを決める重要な要素
- 解像度が上がるほど要求されるPCやゲーム機の性能も高くなる
- 60fps環境で安定して遊びたいならフルHDがおすすめ
モニターの「解像度」は、画面に表示される映像のきめ細かさを決める重要な要素です。
原神のような美麗なグラフィックが魅力のゲームでは、解像度によって没入感や操作性に大きな差が出ることもあります。
ただし、解像度が上がるほど要求されるPCやゲーム機の性能も高くなるため、自分のプレイ環境に合った解像度を選ぶことが大切です。
解像度の種類 | 解像度 | 向いている人 |
---|---|---|
フルHD(2K) | 1,920×1,080 | コスパ重視な人 |
WQHD | 2,560×1,440 | グラフィックも重視したい人 |
4K | 3,840×2,160 | 映像美を重視する人 |
価格・性能のバランスが良く、60fps環境で安定して遊びたいならフルHD。
より広い視野・高精細な映像を求めるならWQHDのモニターを選ぶのがおすすめです。
モニターのサイズ

- モニターのサイズは解像度とセットで考える
- 小さいサイズだと高解像度を活かすことができない可能性も
- フルHDなら24インチがおすすめ
モニターのサイズは解像度とセットで考えないと、解像度のわりに画質が荒くなる可能性があるので注意が必要です。
またモニターのサイズによっては目線の可動域が増えてゲームがしづらくなったり、小さいサイズだと高解像度を活かすことができない可能性もあります。
モニターのサイズと解像度は、基本的にはセットで考えるようにしましょう。
以下の目安で考えるのがおすすめです。
モニターのサイズ | 解像度 |
---|---|
21.5〜24インチ | フルHD(1,920×1,080) |
27インチ | WQHD(2,560×1,440) |
32インチ〜 | 4K(3,840×2,160) |
リフレッシュレート・応答速度

- 視点操作が多くスムーズな映像が求められるゲームで特に重要
- リフレッシュレートの数値が高いほど動きが滑らかになる
- リフレッシュレートと応答速度はセットでチェック
ゲーミングモニターを選ぶ際、「リフレッシュレート」と「応答速度」はセットでチェックすべき重要なスペックです。
- リフレッシュレート(Hz):1秒間に画面が何回書き換わるかを示す数値。数値が高いほど、動きがなめらかになります。
- 応答速度(ms):画面上の色が切り替わるまでの速さ。数値が小さいほど、残像感が少なくなります。
例えば、FPSやアクションゲームでは視点操作が多いため、スムーズな映像と素早い表示の両方が求められます。
応答速度とリフレッシュレートは比例するため、以下のセットでモニターを選ぶようにしましょう。
リフレッシュレート | 応答速度 |
---|---|
60Hz | 8ms以下 |
144Hz | 4ms以下 |
240Hz | 3ms以下 |
入力端子

- 適切な端子を選ぶことで高解像度や高リフレッシュレートを活かせる
- 主流はHDMIとDisplayPort
- リフレッシュレートを重視する場合は入力端子もチェック
ゲーミングモニターの入力端子は、ゲーム体験の質を大きく左右します。
適切な端子を選ぶことで、高解像度や高リフレッシュレートを最大限に活かすことができます。
以下に、主要な入力端子の特徴と選び方のポイントをまとめました。
入力端子の種類 | リフレッシュレート | 特徴 |
---|---|---|
HDMI 2.0 | ・4K:60Hz ・WQHD:120Hz ・フルHD:120Hz | 映像と音声を1本で伝送できる。 ゲーミング用途ではやや制限あり。 |
HDMI 2.1 | ・4K:120Hz ・WQHD:240Hz ・フルHD:240Hz | 高リフレッシュレート・高解像度に対応。 最新ゲーム機に最適 |
DisplayPort 1.4 | ・4K:120Hz ・WQHD:240Hz ・フルHD:360Hz | 高帯域で高画質・高FPSに対応。 Adaptive-Sync(VRR)対応も豊富。 |
DisplayPort 2.0 | ・4K:240Hz ・WQHD:240Hz ・フルHD:540Hz | 現行最高クラスの帯域幅。 ハイエンドゲーミングや将来性も高い。 |
DVI-D | ・4K:30Hz ・WQHD:60Hz ・フルHD:144Hz | 古い世代のデジタル接続。 音声は非対応。 |
ゲーミングモニターでリフレッシュレートを重視する場合は、入力端子に対応しているかも考えるようにしましょう。
I-O DATAのおすすめゲーミングモニター
IODATA GigaCrysta EX-GD251SH

画面サイズ | 24.5インチ |
---|---|
解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
リフレッシュレート | 120Hz |
パネルの種類 | HFSパネル |
応答速度 | 1.8ms |
入力端子 | ・HDMI×1 ・DisplayPort×1 |
スピーカー | 非搭載 |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、Adaptive-Sync |
メリット | デメリット |
---|---|
1万円台で買える HDRに対応 120Hzの高リフレッシュレート | スピーカー非搭載 高さや回転の調整はできない |
GigaCrysta EX-GD251SHは、HFSパネルの広視野角と高コントラスト比により、どの角度からでも鮮やかな映像を楽しめます。
高速な動きが求められるFPSゲームにおいて、120Hzのリフレッシュレートと2msの応答速度が滑らかな映像を実現。
ティアリングを防ぐAdaptive-Syncにも対応しており、快適なプレイが可能です。
手頃な価格ながら、様々な機能を備えた本製品は、初めてのゲーミングモニターとして最適です。

IODATA GigaCrysta EX-GD241JD

画面サイズ | 23.8インチ |
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解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
リフレッシュレート | 180Hz |
パネルの種類 | ADSパネル |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | ・HDMI×2 ・DisplayPort×1 |
スピーカー | 1W+1W |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、Adaptive-Sync、フリッカーレス |
メリット | デメリット |
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ティアリングやスタッタリングを抑える エルゴノミクスに配慮したスタンド設計 180Hzの高リフレッシュレート | 背面の発光機能は賛否両論 画面設定がややしづらい |
GigaCrysta EX-GD241JDは、「GigaCrysta」シリーズの中でも、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
23.8インチのADSパネルを採用し、最大180Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度を実現。
NVIDIA G-SYNC Compatible認証およびHDMI 2.1 VRRにも対応しており、ティアリングやスタッタリングを抑えた滑らかな映像表示が可能です。
FPSやアクションゲームを快適に楽しみたい方におすすめの一台です。

IODATA GigaCrysta EX-GD242UD

画面サイズ | 23.8インチ |
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解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
リフレッシュレート | 240Hz |
パネルの種類 | ADSパネル |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | ・HDMI×2 ・DisplayPort×1 |
スピーカー | 2W+2W |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、Adaptive-Sync、フリッカーレス |
メリット | デメリット |
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「Night Clear Vision」機能搭載 G-SYNC Compatible認証とHDR10対応 240Hzの高リフレッシュレート | スタンドの調整機能が限定的 ケーブルがほかのデバイスに干渉しやすい |
GigaCrysta EX-GD242UDは、23.8インチのフルHD解像度で、最大240Hzのリフレッシュレートと1ms)の応答速度を備えたゲーミングモニターです。
広視野角のADSパネルを採用し、どの角度からでも鮮やかな映像を楽しめます。
また、G-SYNC Compatible認証やHDR10対応、暗部を明るく表示する「Night Clear Vision」機能など、ゲームプレイを快適にする機能が充実しています。
さらに、無輝点保証や2W+2Wのステレオスピーカーも搭載し、コストパフォーマンスに優れた一台です。

IODATA GigaCrysta LCD-GC251RXAB/N

画面サイズ | 24.5インチ |
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解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
リフレッシュレート | 360Hz |
パネルの種類 | AHVAパネル |
応答速度 | 0.2ms |
入力端子 | ・HDMI×2 ・DisplayPort×1 ・USB-C×1 |
スピーカー | 2W+2W |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、Adaptive-Sync、Clear AIM、バーストモード |
メリット | デメリット |
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360Hzの高リフレッシュレート Clear AIM機能搭載 広視野角のAHVAパネルを採用 | フルHDモニターとしては高額 自分でスタンドを用意する必要がある |
GigaCrysta LCD-GC251RXAB/Nは、I-O DATAが誇る24.5型フルHDゲーミングモニターで、360Hzの超高速リフレッシュレートと0.2msの応答速度を実現しています。
Clear AIM機能で残像を低減し、精密なエイムをサポートします。
さらに、フリッカーレス設計とブルーリダクション機能により、目の負担を軽減し、長時間のプレイでも快適です。
FPSや格闘ゲームなど、瞬時の反応が求められるシーンで真価を発揮し、プロゲーマーや競技志向のユーザーに最適な一台です。

IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JA

画面サイズ | 27.0インチ |
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解像度 | WQHD(2,560×1,440) |
リフレッシュレート | 180Hz |
パネルの種類 | AHVAパネル |
応答速度 | 0.2ms |
入力端子 | ・HDMI×2 ・DisplayPort×1 |
スピーカー | 2W+2W |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、Adaptive-Sync、Clear AIM、Night Clear Vision |
メリット | デメリット |
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WQHDの高解像度 Clear AIM機能搭載 広視野角のAHVAパネルを採用 | スピーカーの音質は控えめ |
GigaCrysta EX-GDQ271JAは、27インチのWQHD解像度と最大180Hzの高リフレッシュレートを備えたゲーミングモニターです。
高速応答のAHVAパネルを採用し、滑らかな映像表示を実現しています。
また、Display HDR 400に対応し、鮮やかな色彩表現が可能です。
さらに、Clear AIM機能により動きの激しいシーンでも残像を低減し、快適なゲームプレイをサポートします。
多彩なゲーミング機能を搭載し、幅広いゲームジャンルに対応しています。

IODATA GigaCrysta GDQ271JLAQ

画面サイズ | 27.0インチ |
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解像度 | WQHD(2,560×1,440) |
リフレッシュレート | 200Hz |
パネルの種類 | AHVAパネル |
応答速度 | 0.9ms |
入力端子 | ・HDMI×2 ・DisplayPort×1 |
スピーカー | 2W+2W |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、Adaptive-Sync、Night Clear Vision |
メリット | デメリット |
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WQHDの高解像度 Clear AIM機能搭載 広視野角のAHVAパネルを採用 | スピーカーの音質は控えめ WQHDモニターとしては高額 |
GigaCrysta GDQ271JLAQは、FPSゲームに最適な高速応答と高リフレッシュレートを備えています。
Clear AIM機能により、動きの激しいシーンでも残像を低減し、敵の動きを見逃しません。
WQHD解像度とAHVAパネルの組み合わせで、細部まで鮮明な映像を提供します。
また、ナイトクリアビジョン機能で暗所の視認性も向上。
快適なゲームプレイを求めるFPSプレイヤーにおすすめの一台です。

IODATA GigaCrysta LCD-GCU321HXAB

画面サイズ | 31.5インチ |
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解像度 | 4K(3,840×2,160) |
リフレッシュレート | 144Hz |
パネルの種類 | AASパネル |
応答速度 | 1ms |
入力端子 | ・HDMI×3 ・DisplayPort×1 |
スピーカー | 3.5W+3.5W |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、Adaptive-Sync、Night Clear Vision、バーストモード |
メリット | デメリット |
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4Kの高解像度 Clear AIM機能搭載 リモコン付属で設定変更が容易 | ピボット非対応 高額で敷居が高い |
GigaCrysta LCD-GCU321HXABは、31.5インチの大画面に4K解像度と144Hzの高リフレッシュレートを備えた、I-O DATAの高性能ゲーミングモニターです。
HDMI 2.1に対応し、PS5などの最新ゲーム機でも4K/120Hz表示が可能。
DisplayHDR 400やエンハンストカラー機能により、映像の明暗や色彩を鮮やかに再現します。

IODATA GigaCrysta LCD-GCWQ341XDB

画面サイズ | 34.0インチ |
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解像度 | UWQHD(3,440×1,440) |
リフレッシュレート | 75Hz |
パネルの種類 | ADSパネル |
応答速度 | 14ms |
入力端子 | ・HDMI×2 ・DisplayPort×1 ・USB-C×1 |
スピーカー | 3.5W+3.5W |
HDR | 対応 |
機能 | VESAマウント対応、Adaptive-Sync、Night Clear Vision |
メリット | デメリット |
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UWQHDの高解像度 DisplayHDR 400対応 接続性が多彩 | 応答速度やリフレッシュレートが控えめ スピーカーの音質は控えめ |
GigaCrysta LCD-GCWQ341XDBは、34インチのウルトラワイド解像度を持つゲーミングモニターです。
広視野角のADSパネルを採用し、DisplayHDR 400に対応することで、鮮やかな映像表現を実現しています。
また、USB Type-Cポートを含む多彩な入力端子を備え、リモコン操作にも対応しています。
ゲームプレイはもちろん、映像鑑賞や作業用途にも適した多機能モニターです。

IODATA EXーLDC161DBM

画面サイズ | 15.6インチ |
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解像度 | フルHD(1,920×1,080) |
リフレッシュレート | 60Hz |
パネルの種類 | ADSパネル |
応答速度 | 21ms |
入力端子 | ・HDMI×1 ・USB-C×1 |
スピーカー | 0.5W+0.5W |
HDR | 非対応 |
機能 |
メリット | デメリット |
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1万円以内で買える VAパネルで高い視野角 21.5ながらもフルHD解像度 | 応答速度14msと遅め DisplayPort非搭載 |
EX-LDC161DBMは、SwitchやPS5のモニター用としてもおすすめです。
広視野角ADSパネルにより、どの角度からでも見やすい表示を実現。
USB Type-CやミニHDMI端子を備え、さまざまなデバイスと接続可能。
軽量・薄型設計で、デスク上のスペースを有効活用できます。

まとめ
I-O DATAのゲーミングモニターは、コスパと品質を両立したモニターが多いです。
この記事を参考に、コスパのいいゲーミングモニターを選んでよりよいゲーム体験をしましょう。