360Hzゲーミングモニターは、VALORANTやApex Legends、Counter-Strike 2のようなFPSをPCで本気でプレイする人向けの高リフレッシュレートモニターです。
144Hzや240Hzよりも1フレームあたりの表示間隔が短く、視点移動や敵の動きを細かく確認しやすくなります。ただし、360Hzは誰にでも必要なスペックではありません。PS5やSwitch2目的なら基本的に120Hzまでで十分ですし、PC側で300fps以上を安定して出せない場合は性能を活かしきれません。
この記事では、360Hzゲーミングモニターのおすすめモデルを、FPS向け・コスパ重視・WQHD・OLEDに分けて紹介します。240Hzとの違いや、買う前に確認したいPCスペックも解説します。
価格を抑えて360Hzを使いたいなら「Dell Alienware AW2724HF」、FPS競技用に残像感を抑えたいなら「BenQ ZOWIE XL2566K」、WQHD×OLEDで画質も重視するなら「MSI MPG 271QRX QD-OLED」を確認してください。XL2566Kは生産終了扱いのため、新品在庫と価格確認が必要です。
27インチFHD・Fast IPS・360Hz
FPS競技用BenQ ZOWIE XL2566K24.5インチTN・DyAc+搭載
WQHD/OLEDMSI MPG 271QRX QD-OLED26.5インチWQHD・0.03ms GtG
360Hzゲーミングモニターのおすすめ早見表
| 製品名 | 画面サイズ | 解像度 | パネル | 最大リフレッシュレート | 応答速度 | 主な特徴 | おすすめな人 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dell Alienware AW2724HF | 27インチ | フルHD(1920×1080) | Fast IPS | 360Hz | 0.5ms GtG min | 27インチFHDで価格を抑えやすい | コスパ重視で360Hzを使いたい人 | FHDなので作業用の解像度は高くない |
| BenQ ZOWIE XL2566K | 24.5インチ | フルHD(1920×1080) | TN | 360Hz | 0.5ms GtG | DyAc+、Black eQualizer、S.Switch | FPS競技用に特化したい人 | 生産終了扱い。新品在庫と価格確認が必要 |
| ASUS ROG Swift PG27AQN | 27インチ | WQHD(2560×1440) | Ultrafast IPS | 360Hz | 1ms GtG | G-SYNC、Reflex Analyzer、DisplayHDR 600 | WQHDで競技性も画質も欲しい人 | 価格が高め |
| MSI MPG 271QRX QD-OLED | 26.5インチ | WQHD(2560×1440) | QD-OLED | 360Hz | 0.03ms GtG | QD-OLED、HDMI 2.1、USB-C 90W、KVM | 画質と応答速度を両立したい人 | OLEDの焼き付き対策が必要 |
| Dell Alienware AW2725DF | 27インチ | WQHD(2560×1440) | QD-OLED | 360Hz | 0.03ms GtG | QD-OLED、DisplayPortで360Hz | OLEDの映像美も重視したい人 | HDMI時の最大Hzは公式仕様を確認 |
| LG UltraGear 25GR75FG-B | 24.5インチ | フルHD(1920×1080) | IPS | 360Hz | 1ms GtG | G-SYNCプロセッサ、Reflex Analyzer | IPS画質でFHD 360Hzを使いたい人 | HDMIは最大240Hz、360HzはDisplayPort |
| MSI Oculux NXG253R | 24.5インチ | フルHD(1920×1080) | Rapid IPS | 360Hz | 1ms GtG | G-SYNC、Rapid IPS | FHDでG-SYNC重視の人 | 旧モデルのため価格・在庫確認が必要 |
| ASUS ROG Swift PG259QN | 24.5インチ | フルHD(1920×1080) | Fast IPS | 360Hz | 1ms GtG | G-SYNCプロセッサ搭載 | ASUS製FHD 360Hzを探している人 | 旧モデルのため入手性に注意 |
360Hzゲーミングモニターはどんな人におすすめ?
PCでFPSを本気でプレイする人
360Hzは、VALORANT、Counter-Strike 2、フォートナイトのように高fpsを狙いやすいPC FPSと相性がよいです。エイム、ピーク、視点移動の細かい変化を追いたい人は候補になります。
240Hzからさらに滑らかさを求めたい人
240Hzでも十分快適ですが、PC側で300fps以上を安定して出せるなら、360Hzへ上げる意味があります。すでに240Hzを使っていて、もう一段階上を試したい人向けです。
PS5やSwitch2目的なら基本的に不要
PS5やSwitch2目的で360Hzモニターを買う必要は基本的にありません。PS5は4K/120Hz出力、Switch2も120fps対応が上限のため、家庭用ゲーム機だけで使うなら120Hz〜144Hz対応モニターで十分です。PS5用ならPS5向けモニター、Switch2用ならSwitch2用モニターの選び方も確認してください。
360Hzと240Hz・144Hzの違い
1フレームあたりの表示間隔の違い
リフレッシュレートは、1秒間に画面を何回更新できるかを表す数値です。60Hzは1秒間に60回、144Hzは144回、240Hzは240回、360Hzは360回画面を書き換えます。
| リフレッシュレート | 1フレームあたりの表示間隔 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 60Hz | 約16.7ms | 一般用途・動画視聴 |
| 144Hz | 約6.9ms | 初めてのゲーミングモニター |
| 240Hz | 約4.2ms | FPSを快適に遊びたい人 |
| 360Hz | 約2.8ms | FPSを本気でプレイする人 |
| 400Hz以上 | 約2.5ms以下 | 競技志向・上級者 |
体感しやすいゲームジャンル
数値上の差は小さく見えますが、FPSのように視点移動や敵の飛び出しを細かく見るゲームでは、240Hzから360Hzへの差を感じる人もいます。一方で、RPGやシミュレーション、動画視聴が中心なら、360HzよりもWQHDや4K、HDR、OLEDを重視したほうが満足しやすいです。
360Hzを活かすにはPC側のfpsも重要
360Hzモニターを使っても、ゲーム側が120fpsや180fps付近なら性能を使い切れません。普段遊ぶゲームでどれくらいfpsが出ているかを確認してから選びましょう。
360Hzゲーミングモニターの選び方
FPS競技用なら24〜25インチのFHDを選ぶ
VALORANTやCS2のような競技FPSでは、24〜25インチのフルHDが画面全体を見やすく、PC負荷も抑えやすいです。ZOWIE XL2566KやLG 25GR75FG-Bのようなモデルが候補になります。
画質も重視するなら27インチWQHDを選ぶ
FPSだけでなく、RPGや普段使いも重視するなら27インチWQHD 360Hzが選びやすいです。ただし、WQHDで360fpsを狙うにはPC負荷が高くなります。
残像感を抑えたいならOLED・DyAc・ULMB系を確認
OLEDは応答速度が速く、黒の表現にも強い一方、焼き付き対策が必要です。ZOWIEのDyAc+、ASUSやNVIDIA系のULMB/Reflex Analyzerなど、FPS向け機能も確認しましょう。
DisplayPortで360Hz出力できるか確認する
製品によってはDisplayPort接続時のみ360Hzに対応し、HDMI接続では最大Hzが下がる場合があります。購入前に、HDMIとDisplayPortそれぞれの最大リフレッシュレートを公式仕様で確認してください。
PS5・Switch2用なら120Hz対応モニターで十分
家庭用ゲーム機メインなら360Hzを優先する必要はほとんどありません。価格を抑えたい人は240Hzモニター、ゲーム機用ならPS5向けモニターを比較すると選びやすいです。
360Hzゲーミングモニターおすすめ8選
Dell Alienware AW2724HF
Dell Alienware AW2724HFは、価格を抑えつつ360Hz環境を作りたい人に向いている27インチのフルHDゲーミングモニターです。Fast IPSパネルを採用し、DisplayPort接続時は最大360Hzに対応します。
27インチなので24.5インチより画面は大きく、VALORANTやApex Legendsだけでなく、普段のゲームや動画視聴にも使いやすいサイズです。一方で、解像度はフルHDなので、作業用や高精細な映像重視ではWQHDモデルに劣ります。
- 価格を抑えて360Hzを導入しやすい
- 27インチで普段使いもしやすい
- Fast IPSで視野角と発色を確保しやすい
- フルHDなので作業領域は広くない
- 競技FPSでは画面が大きいと感じる場合がある
向いている人360Hzをできるだけ手頃に導入したい人。
BenQ ZOWIE XL2566K
BenQ ZOWIE XL2566Kは、FPS競技向けに特化した24.5インチの360Hzゲーミングモニターです。TNパネルを採用し、残像感を抑えるDyAc+、暗所を見やすくするBlack eQualizer、色味を調整できるColor Vibranceなどを備えています。
VALORANTやCounter-Strike 2のように、視点移動やリコイル制御が勝敗に関わるゲームで、ブレの少なさを重視する人に向いています。ただし、公式では生産終了扱いのため、新品在庫や価格は必ず確認してください。
- DyAc+でブレ低減を狙える
- FPS向けの調整機能が多い
- 24.5インチで競技用途に合わせやすい
- 生産終了扱いで入手性に注意
- TNなので発色や視野角はIPS/OLEDに劣りやすい
向いている人FPS競技用に特化した360Hzモニターを探している人。
ASUS ROG Swift 360Hz PG27AQN
ASUS ROG Swift PG27AQNは、WQHD解像度で360Hzに対応したハイエンドゲーミングモニターです。27インチ・WQHD・360Hzという構成なので、フルHD 360Hzより画面の精細感が高く、FPSだけでなく映像のきれいさも重視したい人に向いています。
NVIDIA G-SYNCプロセッサやNVIDIA Reflex Analyzerを搭載しているため、NVIDIA GPU環境で遅延やティアリングを抑えたい人にも合います。
- WQHDで360Hzに対応
- G-SYNCプロセッサを搭載
- DisplayHDR 600に対応
- 価格が高め
- WQHD 360Hzを活かすには高性能PCが必要
向いている人WQHDでも360Hzを狙いたい人。
MSI MPG 271QRX QD-OLED
MSI MPG 271QRX QD-OLEDは、WQHD・360Hz・QD-OLEDを組み合わせた高性能ゲーミングモニターです。0.03ms GtGの高速応答に対応し、残像感を抑えながら、OLEDならではの黒の締まりや高いコントラストも楽しめます。
FPSだけでなく、RPGやアクションゲーム、動画視聴まで1台で幅広く使いたい人に向いています。USB Type-C接続やKVM機能もあるため、PC環境をすっきりまとめたい人にも便利です。
- QD-OLEDで黒表現と応答性能が高い
- WQHD・360Hzに対応
- USB-C 90WやKVMを備える
- OLEDの焼き付き対策が必要
- 価格は高めになりやすい
向いている人WQHD・360Hz・OLEDのバランスで選びたい人。
Dell Alienware AW2725DF
Dell Alienware AW2725DFは、WQHD解像度とQD-OLEDパネルを採用した360Hzゲーミングモニターです。OLEDらしい高コントラストと0.03ms GtGの高速応答に対応しており、FPSの滑らかさと映像の美しさを両立できます。
DisplayPort接続ではWQHD 360Hzに対応しますが、HDMI接続時の最大リフレッシュレートは公式仕様を確認してから購入しましょう。
- WQHD・QD-OLED・360Hzに対応
- 0.03ms GtGで応答性能が高い
- Alienwareブランドで選びやすい
- OLEDの焼き付き対策が必要
- HDMI接続時の最大Hzを確認する必要がある
向いている人AlienwareブランドでWQHD 360Hz OLEDを選びたい人。
LG UltraGear 25GR75FG-B
LG UltraGear 25GR75FG-Bは、24.5インチ・フルHD・IPSパネルの360Hzゲーミングモニターです。NVIDIA G-SYNCプロセッサやNVIDIA Reflex Analyzerに対応しており、NVIDIA GPU環境で滑らかな映像を求める人に向いています。
IPSパネルなので、TNパネルよりも視野角や発色を重視しやすく、FPSだけでなく普段使いでも扱いやすいです。ただし、360Hz出力はDisplayPort接続時が前提です。
- IPSでFHD 360Hzに対応
- G-SYNCプロセッサを搭載
- Reflex Analyzerに対応
- HDMIは最大240Hz
- 360Hz利用はDisplayPort接続が基本
向いている人IPS画質とG-SYNC重視でFHD 360Hzを選びたい人。
MSI Oculux NXG253R
MSI Oculux NXG253Rは、24.5インチ・フルHD・Rapid IPSパネルを採用した360Hzゲーミングモニターです。1ms GtGの応答速度とG-SYNC対応により、FPSやeスポーツ向けに使いやすいスペックを備えています。
ただし、発売から時間が経っているモデルなので、購入時は価格と在庫を必ず確認してください。価格が高騰している場合は、AW2724HFやLG 25GR75FG-Bも比較しましょう。
- Rapid IPSでFHD 360Hzに対応
- G-SYNCに対応
- 24.5インチでFPS用途に合わせやすい
- 旧モデルで在庫が不安定
- 価格次第では現行モデルを優先したい
向いている人FHD 360HzとG-SYNCを重視する人。
ASUS ROG Swift 360Hz PG259QN
ASUS ROG Swift PG259QNは、24.5インチ・フルHD・Fast IPSパネルを採用した360Hzゲーミングモニターです。360Hz対応モニター初期の定番モデルとして知られており、NVIDIA G-SYNCプロセッサを搭載しています。
フルHDで高フレームレートを狙いたい人、ASUS ROGシリーズでそろえたい人には候補になります。ただし、現在は旧世代モデルのため、価格や在庫状況によっては無理に選ぶ必要はありません。
- Fast IPSでFHD 360Hzに対応
- G-SYNCプロセッサを搭載
- ASUS ROGシリーズで統一しやすい
- 旧モデルで入手性に注意
- 現行WQHD 360Hzとも比較したい
向いている人ASUS製のFHD 360Hzを安く見つけた人。
360Hz以上も候補に入れるならBenQ ZOWIE XL2566X+も比較
360Hzにこだわらず、さらに上のリフレッシュレートも候補に入れるなら、BenQ ZOWIE XL2566X+も比較しておきたいモデルです。
XL2566X+は、24.1インチ・フルHD・Fast TNパネル・400Hzに対応したeスポーツ向けモニターです。XL2566Kの後継・上位候補として見られるモデルで、DyAc 2やBlack eQualizer、Color VibranceなどFPS向けの機能を備えています。
この記事のメインテーマは360Hzゲーミングモニターなので、XL2566X+は「360Hz以上の上位候補」として紹介します。厳密に360Hzだけで比較する場合は別枠扱いにしてください。
360Hzゲーミングモニターに必要なPCスペック
VALORANT・CS2なら比較的狙いやすい
360Hzモニターを活かすには、ゲーム側で300fps以上を安定して出せるPC環境が必要です。VALORANTやCounter-Strike 2のような比較的軽いFPSなら、設定を落とすことで360fps付近を狙いやすいです。
Apex Legendsや重いゲームでは設定調整が必要
Apex Legendsや最新のAAAタイトルでは、フルHDでも360fpsを安定させるのは簡単ではありません。画質設定、視野角、描画負荷を調整し、実際にどれくらいfpsが出ているかを確認しましょう。
WQHD 360HzはハイエンドGPU向け
WQHD 360Hzを狙う場合は、より高性能なGPUとCPUが必要になります。現在のPCで平均200fps前後しか出ていない場合は、360Hzモニターよりも240HzモニターやPCパーツの強化を優先したほうが満足しやすい場合があります。
360Hzゲーミングモニターをおすすめしない人
360Hzゲーミングモニターは高性能ですが、すべての人に必要なわけではありません。以下に当てはまる人は、360Hzよりも240HzやWQHD/4Kモニターを選んだほうが満足しやすいです。
- PS5やSwitch2でしか使わない人
- RPGやオープンワールドゲームが中心の人
- PCで300fps以上を出せない人
- 画質や作業領域を重視する人
- 予算をできるだけ抑えたい人
家庭用ゲーム機メインなら120Hz〜144Hz対応モニターで十分です。PC FPSを本気でプレイする人だけが、360Hzを優先して選ぶべきです。価格を抑えたい人は240Hzモニターもおすすめです。
よくある質問
360Hzモニターは意味ないですか?
PCでFPSを本気でプレイする人には意味があります。とくにVALORANTやCounter-Strike 2のように高fpsを出しやすいゲームでは、240Hzよりも細かい動きを確認しやすくなります。一方で、PS5やSwitch2、RPG中心の人には必須ではありません。
360Hzと240Hzの違いは体感できますか?
体感できるかはゲームジャンルとプレイヤーの感度によります。FPSを高fpsでプレイしている人なら違いを感じる可能性がありますが、動画視聴やRPG中心なら差は小さく感じやすいです。
PS5で360Hzモニターは使えますか?
モニターとして接続はできますが、PS5は360Hz出力に対応していません。PS5目的なら、120Hz対応のWQHDまたは4Kモニターを選ぶほうが現実的です。
Switch2で360Hzモニターは必要ですか?
基本的に不要です。Switch2は120fps対応が上限のため、Switch2だけで使うなら120Hz〜144Hz対応モニターで十分です。
360HzモニターはHDMIでも使えますか?
製品によって異なります。DisplayPort接続時のみ360Hz対応のモデルもあるため、購入前に公式スペックでHDMIとDisplayPortそれぞれの最大リフレッシュレートを確認してください。
FHD 360HzとWQHD 360Hzはどちらがおすすめですか?
FPS競技に集中するならFHD 360Hz、画質や普段使いも重視するならWQHD 360Hzがおすすめです。ただし、WQHD 360HzはPCへの負荷が高く、価格も高めです。
OLED 360Hzは焼き付きが心配ですか?
OLEDは同じ画面を長時間表示し続けると焼き付きのリスクがあります。ただし、最近のOLEDゲーミングモニターには焼き付き対策機能や保証が用意されているモデルもあります。長時間の作業用途が多い人は注意してください。

